運輸業界のビジネス法務研修
運輸業界のビジネス法務では、輸送の遅延や事故などに対応するためのリスクマネジメントの視点が重要となります。また、労働法務では、従業員の安全の確保や過重労働の防止も重要な課題となります。さらに、海外の取引先や顧客との取引や海外競争法のコンプライアンスなど、国際法務への対応も求められます。
目的・対象者・プログラム内容
研修の目的
運輸業界のビジネス法務研修では、上記のような運輸業界の特色を踏まえて、法務社員に必要とされる知識やスキルについて解説するとともに、組織としてのレベルアップをはかることを目的とします。
研修対象者
陸運業、海運業、空運業の法務責任者、法務担当者など
研修プログラム内容
ポイント1.リスクマネジメント
運輸業界の法務では、輸送の遅延や事故などに対応するためのリスクマネジメントが重要となります。損害の回避や防止、リスクの分散に加えて、保険の活用によるリスクのカバーも検討する必要があります。また、事故や顧客からのクレームが発生した場合に適切な対応ができるように、紛争解決について理解を深めておくとともに、組織としても十分な体制を整備しておく必要があります。
ポイント2.労働法務
運輸業界では、従業員の安全の確保が重要な課題となります。また、24時間体制で運行・運航を行う必要性や、個々の営業所や従業員に本部の目が届きにくいことから、長時間労働が発生しやすいという特徴があります。そのため、労働法令を正しく理解した上で、従業員の安全や過重労働の防止をはかるとともに、紛争が発生した場合に対応できる体制を整備しておく必要があります。
ポイント3.国際法務・競争法
運輸業界では、海外の取引先や顧客との取引などの国際契約への対応を求められる場面も多くなっていますので、英文契約をはじめとする国際取引について理解を深めておくことが重要です。また、運輸業界では、海外子会社を持つ企業も多く、アライアンスなどで同業他社と接触する機会も多いことから、カルテルなどを行わないように海外競争法のコンプライアンスを徹底することが大切です。
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