食品・化粧品業界のビジネス法務研修
食品・化粧品業界のビジネス法務は、消費者が口にしたり体に塗ったりする製品を扱うため、他の業界以上に厳しいコンプライアンスが求められます。また、メーカー、卸売業者、小売業者間の関係をめぐっては、独占禁止法にも注意が必要です。さらに、グローバル化が進む中、国内法務だけでなく、国際法務への対応が求められる場面も増えています。
目的・対象者・プログラム内容
研修の目的
食品・化粧品業界のビジネス法務研修では、上記のような食品・化粧品業界の特色を踏まえて、法務社員に必要とされる知識やスキルについて解説するとともに、組織としてのレベルアップをはかることを目的とします。
研修対象者
食品・化粧品業界の法務責任者、法務担当者、知的財産責任者、知的財産担当者など
研修プログラム内容
ポイント1.コンプライアンス対応
消費者が口にしたり体に塗ったりする製品を扱う食品・化粧品業界では、他の業界以上に厳しいコンプライアンスが求められます。1つの不祥事が企業の存立を左右するような事例も珍しくありません。食品・化粧品業界の法務では、関連する法律や他社の不祥事事例をよく理解した上で、子会社を含めたコンプライアンス体制を整備することが必要です。
ポイント2.独占禁止法
食品・化粧品業界の法務において重要な法律の一つが独占禁止法です。例えば、メーカーが、卸売業者や小売業者といった流通業者の販売価格、取扱商品、販売地域、取引先等に制限を課すことは独占禁止法に抵触するおそれがあります。また、並行輸入を不当に阻害する行為も独占禁止法違反とされるため、注意が必要です。
ポイント3.国際法務
食品・化粧品業界でもグローバル化が進む中、国際法務への対応が求められる場面が増えています。海外の顧客や取引先との契約、業務提携や合弁事業への対応に加えて、国際的な契約紛争、クロスボーダーのM&A、各国の法制度を踏まえたグローバルな規模でのコンプライアンスの確立等にも取り組む必要があります。
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