アメリカ反トラスト法研修

アメリカ反トラスト法研修

アメリカ反トラスト法

グローバルな規模で事業を展開する企業にとって、アメリカ反トラスト法は最も重要な法律の一つです。特に、カルテル規制に違反した場合には、巨額の罰金や役員への禁固刑が課されるおそれがあります。また、アメリカに関わる事業の展開やクロスボーダーのM&Aを行う際には、企業結合規制をはじめとするその他の規制にも留意する必要があります。

目的・対象者・プログラム内容

研修の目的

アメリカ反トラスト法研修では、アメリカ反トラスト法の体系、カルテル規制、その他の規制などについて、理論と実務において問題となりやすいポイントを体系的に学習することを目的とします。

研修対象者

役員、総務・法務部門、営業部門の責任者、担当者、海外子会社の社員、駐在員など

研修プログラム内容

ポイント1.アメリカ反トラスト法の体系

日本の独占禁止法とは異なり、アメリカの反トラスト法は、シャーマン法(Sharman Act)、クレイトン法(Clayton)、連邦取引委員会法などの複数の法律から構成されており、執行機関も司法省と連邦取引委員会に分かれています。さらに、各州も反トラスト法と執行機関を有しています。まずは、これらの反トラスト法全体の体系を理解することが重要となります。

ポイント2.カルテル規制

アメリカ反トラスト法において中心となるのがカルテル規制です。どのような行為がカルテルとして摘発の対象となるのかについて、正確に理解しておくことが必要です。また、カルテルを行った事業者には、巨額の罰金刑、特別賦課金、保護観察、さらに個人の場合には禁固刑が科される可能性があるため、これらを理解した上で、コンプライアンスを徹底することが大切です。

ポイント3.その他の規制

アメリカ反トラスト法では、カルテル以外にも、再販売価格維持(Retail Price Maintenance)や抱き合わせ(tying)などの規制が行われており、アメリカに関わる事業を行おうとする企業は注意する必要があります。さらに、クロスボーダーのM&Aを行う際には、企業結合の規制や届出手続についても理解を深めておくことが求められます。

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