クロスボーダーM&Aのビジネス法務研修
グローバル化が進む現代では、クロスボーダーM&Aは経営戦略において重要な手段となっています。一方、複数の法域にまたがるクロスボーダM&Aは、国内のM&Aと比べて複雑であり、成功させることが難しいといえます。クロスボーダーM&Aを成功させるためには、経営面だけでなく法務面においても高度な知識が求められます。
目的・対象者・プログラム内容
研修の目的
クロスボーダーM&Aのビジネス法務研修では、クロスボーダーM&Aの戦略立案から、実行段階における契約、M&A後の統合段階まで、M&Aの各段階において必要とされるクロスボーダーM&Aの法務の知識を解説することを目的とします。
研修対象者
役員、経営企画部門、総務・法務部門の責任者、社員など
研修プログラム内容
ポイント1.クロスボーダーM&Aのスキーム
クロスボーダーM&Aを成功させることは、国内のM&A以上に難しいといわれます。そのため、戦略立案段階から十分な検討を行うことが重要になります。経営面はもちろん、法務面においても、関連する法制度を踏まえた上で、リスクの分析や評価を行い、適切なスキームを選択することが大切です。
ポイント2.クロスボーダーM&A契約
クロスボーダーM&Aでは、契約においても国内のM&Aとは異なる配慮が求められます。伝統的には、米国側のM&Aは買主に有利、欧州型のM&Aは売主に有利といわれており、契約書の構造や各条項の内容にも違いがあります。近年では、アジアにおけるM&Aも活発になっており、これらの違いを踏まえた上で、規定の作成と調整を行っていくことが必要となります。
ポイント3.クロスボーダーM&Aの紛争解決
クロスボーダーのM&Aは、国内のM&Aに比べて複雑であり、金額も大きくなることが多いため、紛争に発展した場合のリスクが大きいといえます。M&A契約書の中に、紛争を予防するための規定や、紛争に発展してしまった場合の準拠法や国際仲裁などの規定を置くことはもちろん、万が一、紛争に発展してしまった場合の手続についても理解を深めておくことが大切です。
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